格安SIMの乗り換えとeSIMは、身構えるほど難しくない|6社渡り歩いた運営者の正直な話
この記事は に運営者が実際に検証した内容に基づきます。
「格安SIMに乗り換えたい。でも手続きが難しそうで、なんとなく後回しにしている」——この記事は、まさにそういう人に向けて書いています。
最近、私はスマホをiPhone 17に替えました。この機種、実は物理SIMのスロットがなく、eSIMだけで使う仕様になっています。私自身も最初は少し身構えましたが、これからは物理SIMが入らない機種がどんどん増えていく流れです。つまり、好むと好まざるとにかかわらず、eSIMの設定は避けて通れなくなりつつあるということです。だからこそ、流れを少し知っておくと安心できると思って、この記事を書いています。
私はこれまで、au・ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル・UQモバイル・mineo(今はIIJmio)と、6社を自分で乗り換えてきました。そして今回、そのiPhone 17でeSIMの切り替えも自分でやってみました。その立場から正直に言うと、乗り換えもeSIMも、身構えるほどのものではなかったというのが実感です。
ただ、まったくつまずかなかったわけではありません。「ここだけ知っておけば落ち着いて進められた」という場所が、いくつかあります。今日はそこを中心に、できるだけ正直に書きます。
まず整理:「乗り換え(MNP)」と「eSIM切り替え」は別の話
混同しやすいので、最初に整理しておきます。この2つは、似ているようでまったく別のものです。
- 乗り換え(MNP) … 今の電話番号をそのまま引き継いで、契約する会社を変えること。私が6社渡り歩いてきたのは、こちらの話です。
- eSIM切り替え … 物理SIMの代わりに、端末内に直接書き込むタイプのSIM(eSIM)を有効にすること。今回、私がiPhone 17でやったのはこちらです。
そして大事なのは、この2つは独立しているという点です。番号を引き継ぐ乗り換え(MNPあり)でもeSIMは使えますし、逆に番号を変えずにeSIMだけ切り替えることもできます。今回の私のケースは、MNPを伴わない、eSIMの切り替えだけでした。番号の乗り換えはしていません。
この区別をつけておくと、以下の話がぐっと分かりやすくなります。
乗り換え(MNP)の大まかな流れ
まず、番号を引き継ぐ乗り換えの全体像をざっくり押さえておきます。ここは各社に共通する骨格の話です。細かい手順や画面は会社ごとに違うので、実際の手続きは契約する会社の公式案内に従ってください。
一般的には、こんな順番で進みます。
- 番号を引き継ぐ準備をする — 今の電話番号をそのまま使いたい場合、これまでは「MNP予約番号」を今の会社から発行してもらう必要がありました。最近は「MNPワンストップ」という仕組みに対応している会社同士なら、予約番号の取得そのものが不要になっているケースもあります(対応しているかどうかは公式で確認してください)。
- 新しい会社に申し込む — 乗り換え先で新規契約の手続きをします。
- SIMが届く/eSIMが発行される — 物理SIMなら郵送で届きます。eSIMなら、申し込み後にオンラインで発行されます。
- 回線を切り替える — 申し込み内容に沿って、利用する回線を新しい会社に切り替えます。
- 必要ならAPN設定をする — 端末によっては、通信のための「APN設定」が必要になることがあります。
繰り返しますが、これは一般的な流れです。番号引き継ぎの方法も、回線切替のタイミングも、会社によって細かく違います。手順の正確なところは、公式の案内を見ながら進めるのが安心です。
経験者として「ここだけ気をつけて」
ここからが、この記事でいちばん伝えたい部分です。乗り換えとeSIM切り替えのそれぞれで、「これを先に知っていれば、あんなに焦らなかったのに」と思ったポイントを挙げます。
【eSIM側】切り替え中に一瞬「圏外」になっても、失敗ではありません
これがいちばん声を大にして言いたいことです。これは、今回iPhone 17でeSIMを切り替えたときに体験した話です。
回線を切り替えるとき、少し待つ時間があります。その途中で、スマホが一時的に**電波なし(圏外)**になることがあります。私もこのとき、画面の電波が消えて「あれ、切り替えに失敗したかも……」とけっこう焦りました。
でも、結論から言うと、しばらく待ったら普通に繋がりました。切り替えの最中に一時的に圏外になるのは、よくあることだったんです。
このことを知っているだけで、心の余裕がまったく違います。電波が消えても「これは切り替え中だから、待てば繋がる」と思えるだけで、無駄に焦らずに済みます。逆に知らないと、私のように「失敗した?」と慌てて、要らない操作をしてしまいかねません。圏外になっても、まず落ち着いて待つ——これを覚えておいてください。
【eSIM側】APN設定・eSIM設定は、初めてだと迷いやすい
APN設定やeSIMの設定は、初めて触ると迷いやすい部分だと思います。私もeSIMの設定は今回が初めてで、聞き慣れない言葉が出てきますし、設定画面のどこを触ればいいのか分かりにくいこともありました。
ただ、私自身は、公式の手順どおりに進めたら特に詰まることなくできました。会社ごとに「この機種ではこう設定する」という案内が用意されていることが多いので、それを見ながら一つずつ進めれば大丈夫です。自己流でやろうとせず、公式の手順に沿うこと——これがいちばんの近道でした。
【乗り換え側】地味に面倒なのは「MNP予約番号の取得」
ここからは、番号を引き継ぐ乗り換え(MNP)のほうの話です。6社渡り歩いた中で、私がいちばん「面倒だな」と感じたのは、MNP予約番号の取得でした。今の会社から番号を発行してもらう手続きなのですが、ここで待たされることがあって、地味に手間です。
ただ、ここは状況が変わってきています。前のほうでも触れたとおり、MNPワンストップに対応している会社同士であれば、予約番号の取得そのものが不要になっていることがあります。その場合、この一番面倒な工程がまるごと省けるので、ぐっと楽になります。自分の今の会社と乗り換え先が対応しているかどうかは、公式で確認してみてください。
まとめ:心構えはひとつだけ
6社を自分で乗り換えて、最近はiPhone 17(eSIMのみの機種)でeSIMの切り替えもやってみた立場から言えるのは、格安SIMの乗り換えもeSIMも、身構えるほど難しくはないということです。
そのうえで、心構えとして覚えておいてほしいのはひとつだけ。
切り替え中に圏外になっても、それは失敗ではありません。まず落ち着いて、待ってみてください。
これさえ知っておけば、いちばん焦りやすい場面を落ち着いて乗り切れます。あとは、番号を引き継ぐ乗り換えならMNPワンストップが使えれば手間がさらに減りますし、APNやeSIMの設定も公式の手順どおりなら問題なく進められます。
そして、いちばん大事なこと。細かい手順や対応状況は、契約する会社の公式案内がいちばん正確です。この記事はあくまで「身構えなくて大丈夫」という背中を押すためのもの。実際の手続きは、公式を見ながら進めてください。
格安SIMそのものを「どこにしようか」と迷っている人は、私が6社渡り歩いた末に5年使っている回線の話も読んでみてください。
本記事は2026年6月時点の情報と、運営者が実際に乗り換え・設定してきた体験に基づいて書いています。手続きの手順やMNPワンストップ・eSIMへの対応状況は会社や端末によって変わるため、契約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。